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雨晴海岸、氷見海岸~富山湾越しの立山連峰・気嵐~

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富山湾越しの立山連峰

富山湾は2014年に「世界で最も美しい湾クラブ」に選ばれています。この富山湾上に浮かぶようにそびえる立山連峰を望むことのできる雨晴海岸や氷見海岸は、人気の観光スポットです。冠雪した立山連峰がくっきり見られるのは年間50日から60日ほどで、特に12月から2月頃の「空気が澄んでいて霞みが少ない冬のよく晴れた日」です。個人的な感覚では、冬型の気圧配置が緩み、天気が回復し、次の低気圧、寒気が近づいてくるまでは比較的に見ることができたと思います。このような海越しに3,000メートル級の山々を眺めることができる場所は世界的にも稀で、全国から写真愛好家たちが訪れています。

3月頃からは黄砂など、春霞の時期になるため、晴れても立山連峰が霞むことがあります。
立山連峰を撮影するときは、順光となる午後がお薦めです。

氷見市公式YouTubeチャンネル 「海越しの立山連峰ライブカメラ」

気嵐

「気嵐」は海、河川、湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象で、気象用語では「蒸気霧」と呼ばれます。夜間に放射冷却によって冷やされた陸上の空気が暖かい海上などに流れ出し、水面の水蒸気を冷やすことによって発生します。このため、気温が最も低くなる早朝に発生し、昼前には消散する場合が多いです。

「気嵐」の語源は北海道・留萌地方の方言とされ、俳句では冬の季語として用いられています。

雨晴海岸では10月末から2月末頃までの早朝(日の出前~日の出後、5時~8時頃)に見られます。日の出前から待機している必要がありますが、富山県外の方は前泊し、早起きして見に行く価値のある絶景です。シーズン中には気嵐の撮影を目的に全国各地からカメラマンが集まります。

気嵐が発生しやすい条件
1.放射冷却で冷え込みが強い
2.前日の日中と撮影日の朝の気温差がおおむね10度以上
3.風が弱い日

気仙沼の気嵐も有名です。

リンク:気仙沼さ来てけらいん(気仙沼観光推進機構ホームページ)

道の駅 雨晴

2016年に高岡市が立山連峰と富山湾を一望で国道415号沿いに「道の駅雨晴」を整備すると発表したときは驚きました。建設するだけのスペースを確保できるのか?一方で、車で訪れるときに、駐車する場所に困っていたので、便利になるなという思いでした。

道の駅「雨晴」は船の形をモチーフにしたという真っ白でモダンな建物で、1Fが情報発信コーナー、2Fがカフェ、ショップと展望デッキ、3Fは多目的ルームと展望デッキとなっています。展望デッキやカフェからは、海をバックに走る氷見線の列車も眺めることができます。

営業時間10:00~17:00(1F情報発信コーナー・2F、3F展望デッキは24時間)
休業日無休
駐車場39台(大型車4台、小型車34台、身障者1台)
アクセス■JR氷見線雨晴駅から徒歩約5分
■能越自動車道高岡北ICから車で約15分

天気の良いときのデッキの写真がない…

まだ、早朝の誰もいない時間帯に撮影

ほしのふるまち 原秀則の漫画

2006年から2008年まで、小学館「週刊ヤングサンデー」で連載され、2011年には映画化されました。物語の舞台は氷見市でした。当時は、漫画と映画の舞台、ロケ地を巡りました。薮田のバス待合所などなど。

2010年代は、富山がロケ地の映画やドラマが多かった印象があります。いまも…?

リンク:富山県ロケーションオフィスホームページ

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