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介助犬について(1)

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介助犬とは?

介助犬は、手や足に障がいのある人の日常生活における動作を手助けする

介助犬は、病気や怪我などで手や足がうまく動かせない方、一人ひとりの障がいに合わせてトレーニングされ、その人が必要としている作業を行って、日常生活の手伝いをする犬です。介助犬と暮らすことによって、一人で外出することの不安が軽減され、家族の方も安心して外出することができるようです。

お仕事中の介助犬に出会ったら、優しい無視を

介助犬ができること

  • 落とした物を拾う
  • 指示した物を持ってくる
  • 緊急連絡手段の確保
  • ドアの開閉
  • 衣服の脱衣補助
  • 車いすの牽引
  • 起立・歩行介助
  • スイッチ操作

落とした物を拾う(例:カギを拾う)
車椅子の人は、一日中座っているので、お腹や背中の筋肉がとても弱っている方も多く、前かがみの姿勢  で物を拾おうとすると、自分の体を支えきれずに起き上がれない。あるいは、車椅子から落ちてしまう危険性があります。
もし、自宅の前でカギを落としてしまったら、一人ではなかなか拾うことができません。手や足が不自由な方の中には、体温調節が上手にできない人もいます。暑い日や寒い日、雨の日などの場合、熱中症や体調を崩してしまうことも考えられます。
そんなときでも、介助犬がいれば、カギを拾って、きちんと手元まで持ってきてくれます。

落とした物を拾う(例:お金・コインを拾う)
お金・コインなど小さくて薄い物は特に落としてしまいやすいものです。これが500円玉や100円玉ならまだしも、10円玉や1円玉をたった1枚落としてしまった時に、わざわざ通行人の方を呼び止めて「お金を拾ってください」とは頼みづらいものです。
でも、介助犬はお金の価値はわかりませんし、物を拾うということは「遊び」のひとつと思っているので、たとえ何回も落としてしまっても、尻尾を振って喜んで拾ってくれます。

指示したものを持ってくる(例:冷蔵庫から飲み物を持ってくる)
手や足が不自由な方の中には、体温調節が上手にできない方もいます。そのため、暑い日には熱中症予防の面でも、たくさん水分を摂取する必要があります。元気な時は自分で冷蔵庫まで取りに行くことができても、夜寝ている時や具合の悪い時に、誰かに頼んだり、また、自身がベットから車椅子に乗り換えて取りに行くのはとても大変です。これを我慢して脱水症状になってしますことも懸念されます。
そんなときでも、介助犬がいれば、すぐに冷蔵庫から飲み物を持ってきてくれます。
※冷蔵庫の取ってにバンダナを結んでおくと、それを咥えて扉を開けます。

緊急連絡手段の確保(例:携帯電話を探して持ってくる)
この作業が介助犬の仕事の中で、最も重要です。
もし倒れたり、車椅子から落ちてしまった場合に、近くに誰もいなければ、その場からずっと動くことができません。でも、そんな緊急時に介助犬が携帯電話を持ってきてくれれば、誰かに助けを呼ぶことができます。
これは、本人だけでなく、家族にとっても安心です。

身体障害者補助犬実働頭数(2023年10月1日現在)

  • 盲導犬の実働頭数は、日本全国で836頭
     ※参考として 東京都(97頭)埼玉県(46頭)富山県(5頭)
  • 介助犬の実働頭数は、日本全国で58頭
     ※参考として 東京都(13頭)埼玉県(3頭)富山県(0頭)
  • 聴導犬の実働頭数は、日本全国で52頭
     ※参考として 東京都(13頭)埼玉県(3頭)富山県(0頭)

身体障害者補助犬実働頭数

引用:厚生労働省ホームページ

人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして
 社会福祉法人 日本介助犬協会ホームページ

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