MENU
現在、お知らせはありません

二ホンタンポポ(在来種)とセイヨウタンポポ(外来種)

  • URLをコピーしました!
目次

「二ホンタンポポ」と「セイヨウタンポポ」

数年前に、富山県のあちこちで在来種である二ホンタンポポを探そうと、タンポポの花の下の部分を確認しました。次から次へと、タンポポの花を裏返しても一行に見つけることができず途方に暮れたことがありました。そんな中、小矢部市五郎丸地区に二ホンタンポポの群生地があることを知り、二ホンタンポポを見つけたときは本当にうれしかったです。

二ホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方

最大の違いは、花の付け根の部分にある総苞外片の形です。
・二ホンタンポポは、反り返っていない
・セイヨウタンポポは、反り返っている

  富山県小矢部市五郎丸地区には、「二ホンタンポポとヒガンバナの里」という看板もありました。

二ホンタンポポ(在来種)は総苞片が反り返りません(小矢部市五郎丸で撮影)

セイヨウタンポポ(外来種)は総苞片が反り返っています(富山市石坂で撮影)

ただ、近年は在来種と外来種の雑種が、非常に多くなっているようです!
雑種の中には総苞片の反り返り程度が弱く、在来種と間違いやすいタンポポもあるようです。

調べてみると、セイヨウタンポポが日本中に広がっていると考えられていたが、その実態の主は、雑種タンポポだったという解説もありました。

二ホンタンポポとセイヨウタンポポの一年

二ホンタンポポ(在来種)は、早春から一定期間だけ花を咲かせます。そのあとは、種子を飛ばし、夏はほとんど葉は枯れて、秋になると新しい出ます。一方、セイヨウタンポポ(外来種)は、一年中花を咲かせることができます。さらに、驚くべきことに受粉せずに種子を実らせることができます。その種子は、親と遺伝的に同じクローンであり、つまりたった1個体で子孫を残すことができるということです。繁殖力が極めて強いのも納得です。

二ホンタンポポの戦略

セイヨウタンポポの繁殖力には敵いませんが、二ホンタンポポにも生存戦略があるようです。もともとタンポポは背丈がありません。そのため、まわりに背の高い植物があると、すぐに植物の影になり、十分な日光を得ることができなくなります。夏の時期は、多くの植物が繁茂し、それらの影になった状態では、十分な栄養を生産できません。それにもかかわらず葉をつけていると、栄養の損失があり、無駄なコストがかかってしまいます。そのため、夏は葉を落として、それまでに蓄えた栄養の維持をしているとも言われています。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次